第17回花と緑の写真コンテスト受賞作品(令和4年度)
審査員長:公立千歳科学技術大学 写真部顧問 石田 雪也 氏
一般部門
グランプリ
吉田 憲作 さん
秋去り行く
【講評】美しく広がる落葉を主役として撮影しています。樹々の間から陽の射し込む瞬間をタイミング良く切り取り、花畑を思わせる鮮やかな色合いと冬を予感させる樹々の対比が、芸術的な印象を与えます。風と共に消えてしまう1コマでありながら、このような風景が千歳市内にあることが誇らしく、訪れてみたい気持ちになる作品です。
一般部門
金賞
髙西 宏和 さん
春の駅前
【講評】長都駅に差し掛かる電車を背景に駅前花壇を写した、市民になじみ深い千歳の春の風景です。街角を切り取った構図は生活感もあり、新鮮で魅力的です。ソフトフォーカスされた電車はゆったりとした印象を与えると同時にカラフルで素敵なチューリップを引き立てて、花と背景がかみ合った千歳らしい作品となっています。
スナップ部門
グランプリ
尾張 一博 さん
自転車練習中です
【講評】交通公園で自転車の練習をする親子の日常が撮影されています。一般車両が通らない交通ルールを学ぶための公園で、のびのびと練習する子どもと見守りながら寄り添う母親の姿が、ほんわかとした和やかな雰囲気をまとっています。背景の樹木と道路、人物の構図が素晴らしく、緑の風景としてグランプリにふさわしい作品です。
スナップ部門
金賞
箕浦 俊江 さん
春の訪れ
【講評】青葉公園の1本のサクラをモチーフに、春のすがすがしい様子を鮮やかに撮影しています。青い空と白い雲を背景にして縦に切り取った大胆な構図は、斬新でユニーク・豪快な印象を与えます。青・白・ピンクのバランスが絶妙にサクラを大きく際立たせており、北海道のサクラってこんなにも美しいと思わせる作品です